メッセージ27

図をクリックしてみてください。賛美が聞こえますよ
（牧師が歌ってま～す。一人二役）

タ　イ　ト　ル	賛　　美　　名
「あなたの価値」	「主は今生きておられる」

恐れ入りますが、Wavからmp3にサウンドの拡張子を変更しましたので、一旦ダウンロードしてから、後ほど聴いてください。確実に聴けますので。（所要時間：約２分半）
もし「アプリケーションの関連付け・・・」等の注意書きが出ましたら、ご面倒ですが、「スタート」→「プログラム」→「アクセサリー」→「エンターテイメント」→「Windows Media Player」を出します。
そして、サウンドカードに保存したファイルをドラッグ・アンド・ドロップして下さい。
（ファイルの上に矢印をのせて、左クリックしたままマウスをサウンドカードまでずらしてクリックを解いて下さい。）
Wavサウンドでは聴きづらいので変更させていただきました。

[イザヤ４３：４]

「わたしの目には､あなたは高価で尊い。」

皆様こんにちは。お元気ですか?

私達はまわりの人々に対して、いろいろな価値判断をしてしまいます。そしてその基準は、その人が「どんなことができるか」「過去に自分に対して何をしてくれたのか」という、能力的な側面に置かれやすいものです。
前者を「行為価値」後者を「存在価値」と呼びます。
私達が行為価値で人を見つづけるか、それとも存在価値で人を見つづけるかで､ずいぶんと人生は変ってきます。
その人といるだけで、何か幸いな感じがする、心が落ち着く、疲れが飛んでいってしまう。そんな人いますね。
外に出て働くとわかるのですが､職場ではいろいろと辛いことがあります。お客様とのトラブル、同僚や上司との人間関係等､結構ストレスがたまり､体もしんどくなる。
心のストレスをいやしてくれる人がいないと､酒を飲みカラオケなどで解消しようとします。これは当然だと思います。周囲にストレスを解消してくれる人がいないからです。
クリスチャンの誰もが願うことは､自分がそこにいるだけで祝福され､周りの人々の心が和み､いやされて欲しい、ということです。
そしてそれは、自分が周りに対して何かをするからではなくて､ただそこにいるだけでそうなって欲しい。

キリストの香りが放たれて、世の光として輝きたい、血の塩となりたい。そう願います。
しかし現実はどうでしょうか。何がおかしいのでしょうか。

先ず、自分自身が今、幸せを感じているかが大切なことです。自分が本当に幸せな人であれば､接する人達をも幸せにすることができるはずです。
その根本的なところは家庭にあります。

今日、青少年の犯罪が多発する中で､病院に連れてこられる子供達の多くは､シンナーやボンド・タバコや非行等の問題があります。
そして彼らの表現する言葉は驚くほど似通っているのです。「どうせ俺なんかいたっていなくたっていいだろう」言い換えれば､「私は誰からも必要とされていない」
こうして彼らは自分を粗末にし､自分を拒否する社会や周囲に対して、疎外感、時にはある種の復讐心を抱くようになるのです。
これに反して「自分は大切な存在であり､必要とされている」という認識に立つ時､その活動は生き生きとしたものになるのです。

皆さんはどうでしょうか?「あなたが必要なんです」なんて言われたら､「よし！やってやろう」という力が湧いてこないでしょうか。
私は時々、サンボラム（高齢者福祉をすすめる会）のスタッフから、「こうして欲しい、ああして欲しい」と頼まれましたら､一生懸命やります。
すると私の妻が「あんた、人のためやったら一生懸命するけど､その分家でやってよ」と言いました。私は妻に言いました。（妻はサンボラムのスタッフです）
「あんたサンボラムもええけど、その十分の一でも家でしてくれへん?」皮肉タップリに。
この時神様から知恵をいただきました。こんな言い方じゃあ妻は動かない。「妻よ。あなたはこの家に必要なんだよ」と、言葉と行動で示していきたいなと思います。また、子供達にも､「あなたはこの家にとって必要な存在なんだよ」と、普段から表現していきたいと願っています。

今日キリスト教会が人々を神に立ち返らせることとは､「神様はあなたを必要として、世に送り出された」ということを伝えることなのです。もし教会でこのことを知らせていかないと､教会員はただ、礼拝に出席する者・信仰を守るだけの者・遠巻きにイエスをみつめる者となっていくのです。

もしクリスチャン達が「私は教会にいたっていなくたって同じ」という考えにとどまるなら､その信仰はいのちのないものになる恐れがあります。
イエス・キリストを信じる人は、勿論神の子供であります。その名は「命の書」に記されている存在です。
そしてそれは何かをしたからではなく､ただ神の哀れみによって救い出され､罪赦されたのです。

私は声を大にしていいたいのです。「あなたの存在そのものを、神は喜んでくださるのです」しかしそこにとどまらず､「私が救われた目的・神が自分の人生に何をなそうと願っておられるかを、ハッキリさせる必要があるのです」
神が必要をもってあなたを世に送り出されたことに間違いはありません。
女性は弱いけれども､母親は強いと言われています。
母親になるとは､自らの必要性・責任性･献身性に目覚めるということです。
人は皆心の深い所で、この身をささげても悔い無しとする、ある目的･ある献身対象を切に求めています。いのちの美しさってそこから輝き出るのではないでしょうか。
クリスチャン達に言います。神様は、あなたが必要だから救ってくださったのです。
神にとって､教会にとって必要でないクリスチャンは誰一人いません。
遠い昔、神様はアブラハムという人物を選ばれました。彼の子孫の中から、イスラエルが出､その中からこの世の救い主が生まれたのです。
神様は彼自身を「祝福」と呼ばれました。その同じ祝福を、イエス・キリストの十字架をとうして、今を生きる神の子供達に受け継がれていることに間違いはございません。
あなたの存在そのものが「祝福」なんです。あなたはこのことを信じますか?
イエス様は今、言われます「あなたが必要なのです」
イエス・キリストはあなたを愛しておられます。

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