メッセージ38

２００１年１０月５日（必要な方はreal player 8 basicをダウンロードしてください）

図をクリックしてみてください。賛美が聞こえますよ
（今回の賛美はＭＰ３です。ダウンロードが必要です）

タ　イ　ト　ル	賛　　美　　名
「祈りってすごい」	「みまえに集い」

[Ｉ歴代４：１０]
「私を大いに祝福し、私の地境を広げてくださいますように」

はれるや！

皆さん、お祈りって本当に素晴らしいですよ！
私自身何事をする前にも、簡単に主イエス様に祈ってすると、いいプロセスといい結果が出る体験をしてきました。

食事の前に、運転の前に、仕事の前に、遊ぶ前に、話す前に、事を起こす前に。
このことは非常に重要なことなのです。短い祈りですが、同時にイエス様のことを再び意識し、これからなすことをイエス様に委ねて安心するためでもあります。
けれども私自身、挙式のお仕事をしていた時ですが、たまに忙しくて祈りを忘れてしまい、惰性に任せて司式をすることがありました。
すると不思議ですね。そんな時に限って、赤ちゃんが大声で泣き出したり、奏者がミスタッチしたり、自分の携帯を切り忘れて、式の途中で大きな音で着信音が鳴ったりと。また時には舌がもつれて恥をかいたりもしました。
挙式の前にはこう祈ります。「イエス様、この挙式は礼拝です。イエス様お願いします。」てな具合です。簡単でしょう?これで大安心で挙式に臨めるのです。

さてクリスチャンである私達は、いろんな時にいろんな所でいろんな方法で祈りますが、一つの落とし穴があるのです。
クリスチャンの中で多くの人が次のような考えを持っているということです。
「全てのことは神のみ心によってなり、ただ神のご計画だけが行われる。それを変えようとするのは神への冒涜である。人はただ神のみ心を受け入れていけばいいんだ。祈ることは素晴らしいけれど、祈りで神のみ心を変えることはできない。」

どうでしょう？このような考えの中に、熱心な祈りが生まれるはずがないでしょう。自然に祈らなくなりますよ。
世の言葉で言うと、運命･宿命といった類のものです。
果たしてクリスチャンに運命・宿命が存在するのでしょうか。
旧約聖書を見ますと、実に多くの信仰の先輩達が、神のご計画に逆らい神のご計画がくつがえされているのを見ることができるのです。
今から約４０００年ほど前、アブラハムの時代、神はアブラハムの甥のロトの住む町ソドムを滅ぼそうとしておられました。
アブラハムはそのことを知り、神に願いました。しつこくしつこく願いつづけたのです。そして正しい人が１０人いれば、ソドムの町は助かるという約束にまでこぎつけたのです。しかしソドムの町に正しい人は１０人いなかったのです。
ソドムの町は天からの火と硫黄で焼き尽くされました。
現在イスラエル国の中に、「死海」という世界で一番海抜の低い所にある湖があります。海抜が約マイナス３５０メートルです。その湖はまさしく名前のごとく「死の海」で、生き物は存在しません。塩や硫黄等の多くの鉱物が含まれている湖なのです。
私はその湖で泳いだことがあります。身体は全く沈みません。実に不思議な感覚でした。１０分も入っていることは出来ません。体中ヒリヒリするのです。
この湖底にソドムの町が沈んでいるのです。

また、士師記に登場する勇者ギデオンは、神に祈った時２度も神様を試みた、と記されています。

また、エジプトを脱出したモーセと２００万人のユダヤ人たちは、約束の地に入るまでの４０年の間、砂漠で生活を致しました。
その間モーセは何度神に祈ったことでしょうか。相変わらずイスラエル人は神とモーセに逆らい、彼らの心はいつも不平と不満で満ちていました。

ある時、シナイ山でモーセが神から律法の書かれた２枚の板を頂きました。しかしその間４０日もかかってしまいました。民達はこの時あまりにモーセの帰りが遅いので、その兄のアロンに迫りました。「金の仔牛の像を造って、それを神として礼拝しよう」
モーセが山から下りてくると、人々は偶像の前で踊ったり飲んだりして騒いでいたのです。
さすがの神様もこの時ばかりは、頭プッツン切れたのでしょう。
神様はモーセに言いました。「この民の全てを、今ここで滅ぼす。だから、これからは、あなたがイスラエルとして王国を築きなさい」
しかしこの時モーセは「はいわかりました。あなたのみ心がなりますように」とは言わなかったのです。
彼は神に祈りました。民への災いを思い直すように。
モーセはガンとして神に逆らって、神の計画を変えてしまったのです。勿論この時、モーセは命がけでした。
これらのことでわかるように、クリスチャンは祈りによって神の御心さえ変えることがあるのです。
最近、占いが流行っておりますが、あなたの未来はすでに決まってはおりません。あなた自身が切り開いていくのです。運命だ宿命だとあきらめないでください。
現代社会は不安の要素で満ち溢れています。メディアから「狂牛病」「細菌テロ」の情報が流れています。
これらの解決のためにも私達は、熱心に具体的に祈らなければなりません。
神の子供であるあなたの純粋な祈りは、あなた自身を変え、世界をも変えていくことができるのです。信じますか?

イエス・キリストはあなたを愛しておられます。

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