メッセージ53

２００２年６月２０日（必要な方はreal player 8 basicをダウンロードしてください）

図をクリックしてみてください。賛美が聞こえますよ

タ　イ　ト　ル	賛　　美　　名
「信仰という名の虐待」	「イエス様はかわらない」

[マルコ１１：１７]
「『わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれる。』と書いてあるではありませんか。」

はれるや！　皆様、ワールドカップを堪能されましたか？
スポーツってホントいいものですね。
ちなみに、私の得意なスポーツは卓球・野球・ボウリングです。誰か私と勝負してください。

以前、ＨＰ上で紹介した本ですが、「信仰という名の虐待」について、この本から幾つか抜粋して書いてみたいと思います。
本の中で、「人民寺院」について記されていました。この新興宗教の教祖は、元キリスト教会の牧師でありました。彼ジム・ジョーンズは、ごく普通の牧師だったのです。
ある時、彼は聖書を踏みつけ「私は神である」と叫んだのです。そして１９７８年１１月、南米のガイアナ共和国で、９１２人のメンバーが、集団自殺をしたのです。
この本で注意していることは、「自分達の牧師は特別である」という考え方を信徒たちが持ってしまうところに、大きな問題があると語っています。
私自身はそんなこといわれた事が無いので、感謝？ですね。
現実、この本の著者の所（マインドコントロール研究所）には、連日のように牧師によって傷つけられたクリスチャン達が、訪れているのです。

本書の中の、キリスト教会の中で実際に起こっている、マインドコントロールの実態をご紹介します。

①牧師が自らの言葉、預言･異言の解き明かし等を、聖書と同じ権威・威厳があるかのように語り、その判断・決定・指示は絶対であると説教をします。
こうした牧師に反対意見を述べたり反発する人は、神の言葉に逆らう者として取り扱われます。
あるケースでは、牧師に直接質問することすら許されません。これに反した人はサタンの支配下にあるとされ、力づくで押さえつけられたり、サタン呼ばわりされたり、最終的には、一方的に除名されたりします。

②他の宗教に入っている人との交流を禁じ、神社･仏閣に近づくことすら禁じます。（私は夏祭りになると、神社に行って夜店を楽しんでいます）
他の宗教の冠婚葬祭に、たとえ親族であっても出席を全く許さないのです。（伝道のチャンスなのに）

③家族であっても同じ信仰でなければ（同じ教会員でなければ）牧師の許可無しに、大切なことを相談してはいけないと言います。血肉のつながりよりも、その教会の信徒同士の関係の方が大切であると、マインドコントロールし、家族から切り離そうとします。

④牧師の許可無しには、たとえまともな福音的集会であっても、出席してはならないと言います。（勿論、変な集会には、行かないようには言いますよ）

⑤睡眠時間や経済生活まで支配しようとします。
牧師が「自分は４時間以上眠っていない」と、公言する等。
教会のスタッフ（副牧師・伝道師・神学生等）は、このような言葉をいつも聞かされているうちに、４時間以上眠ることに罪責感さえ持つようになります。
また、信徒の献金額が下がると、家計簿や給与明細を見せるように迫ったり、多額の献金者に対しては、必要以上に特別扱いをし、かつ非常に寛容であります。

⑥その人が、牧師だけに告白した過去の罪や弱点を、事あるごとに持ち出し、これを理由に支配し従わせます。
その人を救ってくださったのは神様であるのに、自分が救ってやったのだからと言って、恩や義理を理由に支配し、信徒の自由を奪っていきます。

⑦信徒同士、特に牧師の支配下にあるスタッフ同士を、互いに監視しあうように訓練させ、私生活に至るまで報告義務が課せられます。（まるで、一時の中国での「５人組」のような恐怖政治ですね）

⑧献身という名目で職場を辞めさせ、家族との交流を切断し、いつも自分の目の届く所に置きます。
神への献身ではなく、自分の思い通りになるスタッフを作り上げていきます。つまり、牧師の手足になるための、牧師への献身とさせるのです。

⑨愛のムチと称して、暴力やセクハラを堂々と行う牧師が実在します。

⑩服装や散髪まで統一しようとします。

私はこの本を読み終えて、以前、副牧師をしていた教会にそっくりそのまま当てはまることに驚きました。
これを読まれた皆様も、驚かれたことと思います。

他に、私自身が見て体験したことも数多くありますが少しだけ。
＊講壇の上から、名指しで呪いの言葉を語る牧師がいます。
＊結婚相手を、本人同士の意志を無視して、牧師が勝手に決めてしまいます。統一協会の合同結婚式と同じではありませんか。
＊明らかに罪を犯して仕事をしているのに、献金の額が大きいので、その仕事をやめさせるどころか、教会の建築献金の予約までさせています。

一般の職場や学校等では、相手がノンクリスチャンであるということで、辛抱は出来ますが、これが、相手が教会の牧師となると、心に受けた傷（ダメージ）は想像を絶します。
キリストの名の元にやられるわけですから、難儀です。
その人はなかなかいやされません。時間がすごくかかります。もう教会にすら行かなくなり、信仰も消えそうになるほどです。
これは本当に牧師が犯してしまう、恐ろしい「罪」ですよ！

「イエス様！なぜですか？なんで、あなたの愛を伝える教会で、このようなことが起こるのですか？イエス様、どうぞ助けて下さい。どうぞマインドコントロールされて苦しむ神の子供達を、助けていやしてください！」

教会を「強盗の巣」にするか「祈りの家」にするかは、牧師さん、あなたにかかっているのです。あなたのために祈ります。

イエス・キリストはあなたを愛しておられます。

＊過去に掲載のメッセージを見たい方は、
「メッセージのバックナンバー」
をクリックしてください。