| メッセージ54 |
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図をクリックしてみてください。賛美が聞こえますよ
| タ イ ト ル | 賛 美 名 |
 「教会を離れた人に」 |
   「金銀は我にないが」 |
[ガラテヤ５：１]
「キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。ですから、」
| はれるや！ さてさて、今回も「信仰という名の虐待」という本の中からの抜粋も加えて書きたいと思います。 皆様は前回のメッセージを見られて、どのような感想があったでしょうか。是非お聞きしてみたいのです。 どしどしメールください。もしよろしければ皆様のご意見等を、ＨＰに掲載したいと思っています。メールの最後に、掲載可能か不可か記してくだされば幸いです。 「信仰という名の虐待」本の中で、「教会から離れた後、その人の心」から抜粋します。 ＊日本･アメリカ・ヨーロッパにおいて、虐待を受けたクリスチャンの証言を聞くと、その多くが強い孤独感を味わっていることがわかります。そして、それとともに次のような感情がよく現れるようです。 ・自尊心を失う ・自分自身を失う ・自分が無力な人間であると考える ・強い罪責感を感じる ・怒りと欲求不満を感じる（多くの時間と可能性を失ったの で） ・恐怖と混乱を感じる ・マインドコントロールされたため、自分で考えて決めるこ とがなかなか出来ない ・誰かに依存したい、自分の代わりに誰かに決めて欲しい ・キリスト教・教会・聖書・神に対して、強い反発や拒否を 感じる（このことに関しては人によって異なる） ・人に対して不信感を感じる（人を信じられない） ＊もう一つの問題は、多くの場合、それまで行っていた教会 を離れた後の精神的な面について、クリスチャン、特に牧 師に相談しても理解されないことが多いということです。最 も辛いことは、理解されないことよりも、牧師から責められ ることがあるということです。 「あなたがおかしかった」とか、「あなたはその牧師の考え 方を理解できなかった」とか「あなたが悪い」などと言われ ます。 ある信者の話によると、知り合いの牧師に相談しようと思いましたが、その牧師は教会の問題を知っていながら、耳を傾けることなく、門前払いにしてしまったということです。このような扱いを受けた人達は、さらに深い心の傷を負い、立ち直るのにより長い時間が必要になります。 私が以前、副牧師をしていた教会で、多くの牧師・伝道師そして信徒達が、傷を受けて教会を去りました。 私は幾人かの人達と連絡をとり、その後の近況等を聞きました。 実に驚くべきことは、ほとんどの人が先ほど列記した症状があるのです。 特に、献身までして副牧師・伝道師にまでなった人が、今は教会の礼拝さえ守ることが出来ずにいるのです。 もうあれから１４年の月日が流れているのに、未だに心の傷を引きずっているのです。 たくさんの教会を去っていった信徒達もそうです。勿論、いやされた人もいますが、多くは苦しんでいます。 ＨＰを開いて約２年の間、多くの方々から信仰相談のメールをいただきました。それらの約８０パーセントは、教会を離れて傷付いているクリスチャンたちです。その中にはまだ教会につながっているが、「うちの牧師先生には言えない」ということで、様々な悩みを打ち明けていかれます。 私自身、この働きは非常に重要なものであると感じています。 皆さん、なぜ自分とこの教会の牧師に言えないのでしょうか？人の心は敏感ですから、牧師に受容してもらえそうにないと、直感でわかるのでしょう。相手が信仰という名の虐待をしている牧師ならばなおさらです。辛い話です。 特に教会のスタッフは、大きな影響を受けます。なにせ教会の裏側を知る立場にいますので、直に牧師から虐待を受ける可能性が高いのです。 教会の事務所に一人の女性献身者がいました。彼女は神学校を出て、事務所に入り教会の会計を担当しておりましたが、たびたび牧師室に呼び出されては、直接牧師からいじめを受けておりました。 私達は「かわいそうに」とは思いましたが、彼女のために何もしてあげられませんでした。 事務所内の空気はいつもピーンと張り詰めた状態でした。牧師が外出すると、その糸は緩むのです。ホッとするのです。 しかし、彼女の口からはいつも不平不満の言葉が溢れていました。私は見かねて言ったことがあります。「ここにいたら、姉妹はだめになるから辞めた方がいい」 彼女はついに辞める決心をし、私にこうつぶやきました。 「松田先生！私は○○牧師を絶対に赦しません。私はあの人を包丁で何度突き刺しても、赦すことが出来ないでしょう！」 私は非常なショックを受けました。私がその教会を辞めるキッカケの言葉です。 今、彼女との連絡は取れません。しかし彼女のためにずっと祈っています。 さて、ふたたび本の中の「回復に向かって」というところから抜粋します。 ＊自分自身に対する信頼を回復させるために努力が必要 である。 @自分の判断で、好きか嫌いかといってもよい A自分で考えたいことを考え、言いたいことを言ってもよい B自分の感情を他の人にも表してもよい C誰かの奴隷にならない Dもう一度、自分の可能性と能力を探し当てて、新しい生き 方をする E自分を信じ、自分の友達になる F教会に入る前の友達あるいは家族との関係を回復する ＊マインドコントロールとは何かを理解する（どういう風に自 分が操作されたかを、理解することは大切である。そして 離れた後も、自分にその影響が残っているかどうかを考え てみる） ＊自分勝手な聖書の解釈によって支配している牧師の元に いたので、できれば聖書の本当の意味を改めて勉強する 必要がある（文脈・原稿・歴史的背景等） ＊同じ経験をした人と交わりを持ち、自分にとっていろいろ 学ぶことが出来る ＊焦らずに自分のペースでやることが大切である（他の人と 比較しない） ＊新しい教会に行きたい場合は @どこかの教会の信者になる前に、幾つかの教会を訪ねて みる A牧師の人間性を理解するために、十分に話をする B教会の長老や信者と、時間をかけて話をする C行った教会から離れた信徒がいるならば、その人と会っ て話をする（離れた理由を聞く） D自分は教会に何を望んでいるのかを考え、祈る E教会を新たに選ぶために焦らない ＊最後にガラテヤ人への手紙５：１を、ゆっくり深く考える あなたは今、教会から離れておられますか？それでもいいのです。無理する必要はありません。時がやってきます。 あなたが救われていることに、何の変わりもありません。 イエス・キリストはあなたを愛しておられます。 |
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