メッセージ73

2003年12月1日(必要な方はダウンロードしてください)

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タ イ ト ル 賛  美  名


「完全に愛されているあなた」


「そのままでいいんだよ」

〔Tコリント13:2〕
「また、たとい私が預言の賜物を持っており、またあらゆる奥義とあらゆる知識とに通じ、また、山を動かすほどの完全な信仰を持っていても、」」

はれるや!
今年、韓国でアジア大会がありました。皆さん覚えておられるでしょうか?北朝鮮の美女軍団の事を。
日本のメディアは、試合そっちのけで彼女たちの動向ばかり、テレビで流していました。
私自身その光景を見てぞっとしたのは、応援している彼女たちの顔が、皆同じ顔に見えた事です。そしてその笑顔が何かたまらなく気色が悪いのです。そう感じたのは私だけでしょうか?
いかにも作り上げた、人からの視線を100パーセント気にしている笑顔、そして手拍子・踊る姿でした。
そこには全く自由が存在せず、統制された一糸乱れぬ、ある種機械的なものでした。その雰囲気からはとても本気で笑っているとは思えませんでした。
「かわいそうに!!」と、私はテレビの前でつぶやきました。

同時に私の過去の姿が目に浮かんだのです。昔いた教会で(マインドコントロールされていました)礼拝で賛美している私の顔と美女軍団の顔がダブッて見えたのです。
賛美の対象である神の目ではなく、人の目特に牧師の目を気にしている私自身が見えたのです。
聖書には、真理を知るとそこに本当の自由があるんだと語っています。
*サタンや罪・悪しきものから解放された自由
*見栄や体裁から解放された自由
*律法的な規律で縛られた礼拝ではなく、心からの賛美が出来る自由
*憎しみや怒り・ねたみからの自由
はれるや!イエス様を信じると、私たちは本当の意味での自由人になると、聖書は約束しているのです。アーメン。

少し私自身の証しをさせて下さい。
今から約25年前、イエス様を信じました。その当時、あんまりうれしくて自分のすべてを神様にささげようと決心しました。その頃の私の願いは非常に単純なものでした。
「神様、私は財産も妻も要りません。あなたがおられるからです。一生独身で十分です。あなたに仕えていきたいのです。」
皆さん、何と純真・無垢?悪く言えば信仰において何も知らない、狭い考えを持っていたのです。
ところがイエス様は、私のこの願いを聞いてくださらなかったのです。最高の妻が与えられ、かわいい子供も教会も与えてくださったのです。勿論、今日に至るまでに多くの試練を通過させてくださいました。すべて感謝です。

救いを受けた当初、あまりにも喜びが大きく、今までの生活が180度ひっくり返ってしまったのです。あれだけ好きなタバコやお酒・バクチが止まってしまったのです。無理にではなく、自然にです。
しかし前にいた神戸の教会での8年の間に、心はとてつもなく深く傷ついてしまっていました。そこの福牧師を辞任して故郷に戻ってきて教会を始めたのですが、あまりにも苦しくて再びタバコを吸うようになってしまいました。その時の心境は耐えがたい苦しみでした。
タバコを吸う事自体罪ではありませんが、私の心の中の良心が私を強烈に責めていました。「ああ、私は牧師でありながら、教会のみんなに隠れて、妻をも裏切って煙草を吸っている。なんという卑怯でおろかな者なんだろうか」
この状態が数年続いたのです。「私はもう一生止められないのだろうか?」
しかし、神様は私を憐れんでくださいました。神はこの悪習慣から解放してくださったのです。はれるや!
しかし、この二度目の禁煙は非常に苦しみを伴いました。

皆さん、私が今この証しを書くことは、私にとってものすごく勇気のいる事なのです。
このことを、最近になって初めて教会の礼拝の中のメッセージで語りました。案の定?私は講壇でみなの前で泣きました。
妻も信徒さんも泣いてくれました。
本当は恥ずかしくて言いたくなかったのです。でも、「語って良かった!」のです。

前にいた教会にいた時、たくさんの人が去りました。その中で多くの人が心傷つき、教会さえ行かない人・再び以前の悪習慣に漬かってしまった人・牧師不信になって信仰を捨てた人までいます。
私が前の教会を去る少し前、それまでに既に何人かの信徒さんが教会を去りました。
その当時の礼拝の説教では、やめた人に対する呪いの言葉まで登場するほどでした。
ある日、その教会の一人の役員が私に言いました。「松田先生、きのうな道歩いとったらな、やめた○○執事が車に乗っとってなあ、タバコ吸うとんねんで。いやあ。うちの教会やめたら堕落すんねんなあ。」
私は驚きました。そして同時に心の中で叫んでいました。「違う!!堕落したんと違う!あの人はどうしても吸わざるをえなくなって吸ったんや。それだけ傷ついているんや!」

私が以前から語っていますように、タバコやお酒等をやることは、罪だとは思いません。それでも信じることによって救われます。ですからどうぞ、信じた後でも吸っている人や飲んでいる人を裁かないでほしいのです。
神様はその人を祝福しているのです。神様がその人を導くのです。
ここ数年の間に、教会の中で3人の人が禁煙に成功しました。本当に感謝です。ありがたいです。うれしいです。はれるやです。
私は結婚式で必ずカップルにお勧めする事があります。
それは、「すぐには無理ですが、時間をかけて自分の弱い部分を、欠点を、勇気を出して相手に隠さず教えてあげてほしい」と言います。
「そして告白されたなら、良いものも悪いものもすべてOKしてあげてください。これが愛するということです。相手を変えようとはしない。こちらの愛が相手に伝わる時、相手は自然にいい方向に変わってしまうのですから」

皆さん、あなたは弱くていいんです。だから互いに支え合うことが出来るのですから。
大切な事は、私たちが完全に神様から愛されているという事実なんです。
今日から、自分の弱さを告白してみませんか?



イエス・キリストはあなたを愛しておられます。
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