はれるやです。皆様お元気でしょうか。

先日、１５年ぶりに友人牧師夫妻に会いました。元カルバリ教会におられて、今は群馬県にて教会をされています。ご長男がＫＢＩを（神学校）卒業されるということで大阪のうちの教会に来てくださり、約６時間、山積みの会話を楽しみました。

カルト化した教会で共に苦しんだ仲ですので、感無量でした。お互いの故郷に帰ってからの苦労話や、神様がどのようにその傷ついた心を癒してくださったのかとか。私自身、その先生とは結構、ぶっちゃけ遠慮なく語り合える仲なので、現在のキリスト教会のあり方やカルト化問題等を突っ込んで話しましたが、勿論その意見に対してご自分の考えもおっしゃってくださいました。

感謝なことは、ほぼ１００％私の話を受け入れてくださいました。もう私の気分はスッキリでした。本音で何でも語り合える牧師は、その先生を含めて４人しかいません。

皆さん、信仰生活のことで、何でも自由に語り合える友がいることは本当に幸いです。もしどなたか、「そのような友はいません」とおっしゃるなら、私でよければ友達になりまっせ。その先生も私の思いと同じで、カルバリにいたあの経験は、当時は苦しく辛いことが多かったが、たくさんの信仰の友ができたことが宝であったと。

イエス様は神様なのに、信じる者にたいして「わたしの最愛なる友よ」と、今あなたに語ってくださるのです。そしてそのイエス様が私のためあなたのために、いのちを捨ててくださったのです。私達も親しい友達のためには、困っていたらなんとかしてあげたいという友情がありますね。そしてその心には卑しい計画や損得勘定は存在しません。それが友情（愛）です。

今から２０００年前ユダヤの町々を歩いて、弟子達や仕えてくれる女性達とともに旅されました。そして一番大切な「神の国」についてメッセージされました。また、身近に来る病人には、自ら手を置いていやされ、ひもじくしている群集に食物を供給されたのです。
いつもイエス様は、その人にとって、今いったいなにが必要なのかを全てご存知でしたので、人々はそのニーズに答えていただき、喜んで帰っていったのです。

先日、民生委員の方から電話がありました。用件は５丁会全体（約２００世帯）の会計の依頼でした。正直な気持ち、現在５丁会２組の半永久的会計の役をしていますので、しんどかったのですが、熱心に頼まれたことと、その人がご近所さんで卓球をしていた友達だったので、「まあ、友達やからやったろか」それだけではなく、地域に密着した教会のためにという計算がありましたので、後で反省しました。単純に、会計する人が誰もいないので困っているから、愛をもって助ける。それでいいんですね。

皆さん、伝道というのは直接時を見て、福音・神の国を伝えることなのですが、大切なことは、その人を伝道対象者として見るのではなく、友として見てあげることなのです。
友達関係というのは一方通行ではありません。互いに同等であり、互いに助け合ったり、遊んだり、話し合ったりです。時間がかかりますが、その友の心の扉が開かれるのは、神様からのタイミングがありますし、一朝一夕にはいきません。時間も労力も責任も必要なのです。友に恩を売るというような計算的な方法や考えではなくて、無償の愛をもって友に仕えていくとき、その冷えた心の扉は溶けていくのです。そのために又祈るのです。

そして私たちが友のニーズに答えようとしていく心の姿勢があれば、神様もそのために私たちのニーズに、キチンと答えてくださるのです。

さて、私は結婚式の副業をしております。もう３０００件を超えました。よくぞ続けられたものです。神様のあわれみですね。この副業を通して教会の外の世界に触れることができますので、感謝しています。多くの牧師が小さなキリスト教会の中に閉じこもってしまって、自分達だけの小さな世界で、まるで隔離状態のようになってやっているのです。まわりからは変な目で見られ、勿論、オウムや統一協会みたいな悪さはしませんが、なにか気持ち悪がられている教会は結構あります。

初代のキリスト教会はどうだったのでしょうか？いろんな人々が救われて増えていきました。その中で評判のいい７人が執事として選ばれました。ピリポやステパノ達です。彼らの共通点は聖霊様に満たされていたということです。
そして彼らは外に出て行って、大胆にキリストの証しをしたのです。ステパノは聖霊様に満たされて喜びと平安にあふれ、天使のようにその顔は輝いていたとあります。

教会は外に出て行こうではありませんか。
さて、最近、非常にうれしいことがありました。それは教会の隣の土地の購入についてです。約１２坪の土地です。実は６年前に売主から「５００万円でどうか」という打診がありました。私は「２００万円でしたら」と答えましたが、無理でした。それでつい最近お電話があり、なんと、神様からの知恵もいただいて、１１０万円で話がまとまったのです。

６年前に教会の皆さんに祈りの課題として「隣の土地が１００万円で購入できますように」と祈っていただいていましたが、私自身、半ばあきらめて祈ることすらしていなかったのですが、神様が祈りの言葉を聞いていてくださったんですね。６年後に、１０万円オーバーしましたが、５００万が１１０万になったのです。はれるやです。勿論、売主の方は大変な損をされておりますので、祝福を祈りたいと思います。当分は自転車置き場になると思いますが、感謝します。
皆さん、なんでも本音で語り合える、信仰の友を持ちましょう。いなければ祈り求めてください。きっと答えられますから。

イエス・キリストはあなたを愛しておられます。