メッセージ５

今回は、結婚式のメッセージを記したいと思います。
私自身結婚式の司式は、約１２００回行いました。
聖書は夫婦に対してなんと言っているのでしょうか？
夫婦は平穏無事なときよりも、むしろ何かの困難に直面し、危機的な経験をくぐりぬけるときに、お互いの真価を発見するのです。
夫婦の絆ってその積み重ねだと思うのです。
いつも結婚式で言うことですが、是非お互いに仮面をかぶらない夫婦になっていただきたいのです。
私達は皆、外に出るときは仮面をかぶります。
ホントの自分はなかなか出せません。よっぽどの信頼関係がない限り、それは無理なのです。
夫婦の間では仮面を脱ぎ捨てることです。
結婚して早めのうちから、自分の欠点や弱い部分を相手に、包み隠さず語ってみてください。語られたら、全部ＯＫしてあげてください。
人は不思議なもので、相手の弱い部分を知るとなぜか安心します。自分も弱いことを知っているからです。
その積み重ねで、誰にも言ったことのないような心の奥の部分を、そっと妻にだけ、夫にだけ語ってくれるのです。
本文のみ言葉は、まさしく夫婦に対して言っていることではないでしょうか。
涙というものは不思議なもので、専門家によりますと、涙腺から出るときは、無色透明ですが、その一歩手前はなんだったのか。それは血液なのです。
人が涙を流すということは
血を流しているということなのです。そして人は涙を流すことによって、精神的に安定させる作用があるのです。
私事になりますが、私自身妻の前で泣いたことは３度あります。多いか少ないか分かりませんよ(^_^;)
最初は、私の長男が病気で入院したときのことです。
生後３ヶ月ですから、両手のひらに乗るくらい小さかったんです。
点滴の針は手には入りませんから、足首のほうから入れるんですね。それが痛いので叫んで暴れまわる姿を見て泣きました。２度目は置いといて。
３度目ですが、結婚をして５年目くらいだったでしょうか。
結婚式のお仕事のこととか、教会のこと等、いろいろな問題が重なり、あまりにも苦しくて牧師を辞める決心をしました。
神様の前でうなだれて祈っていました。「神様、私はもう牧師を辞めます。赦してください。もうだめなんです。」
するとそれを聞いていた妻が私に優しく語りかけてくれました。「私も協力するから、もう一度だけやってみて。」
そして私達は二人で手を取り合って、神様の前に泣きながら祈りました。
私は妻の一言で立ち直ることができたのです。正直、妻の励ましの言葉がこれほど大きな力となるとは、夢にも思っていませんでした。
夫達よ。もしあなたの妻が泣いていたら、一緒に泣いてあげなさい。
妻達よ。もしあなたの夫が喜んでいたら、一緒に喜びなさい
と聖書は勧めているのです。
これから、どんな時でも誓いの言葉をにぎりしめて、笑いの絶えない楽しい、また本音で語り合える幸せな生涯を送られますように。アーメン。
イエス・キリストはあなたを愛しておられます。

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