メッセージ１９
皆様お元気ですか
今から約２０００年前の初代教会は実に理想的な教会でした。
立派な会堂もなく、各々が家の教会として礼拝を守っていました。
そして、次々に病の癒し（いやし）が起こり、悪霊が追い出されていったのです。
この病気については、病が神からの試練といったケースがあり、病気になって初めて気がつくことや、もっと別の自分が発見され、神に用いられるようになった、ということもあります。
しかし健康であるのは、天の父のみこころです。
ですから癒しを神に求めることはいいことです。
この癒しの奇跡は、主イエスと使徒達の時代に、イエス・キリストがメシヤ（救い主）であることのしるしとして用いられました。
しかし、今日癒しを求めるとき、イエス様がメシヤであるかどうかを知りたいから求めるのではありません主イエスがメシヤであるからこそ、癒しを求めるのです。
イエス様は人々を癒されるとき、ただ純粋に愛と憐れみ、そして熱く激しい同情から行われるので、癒される人が救いにつながるかどうかとか、その後信仰が成長するかどうかとかの、打算や心配は問題外だったのです。
クリスチャン達に言いたいのですが、なんでもかんでも霊的にとるクリスチャンもいます。イエス様の十字架の贖い（あがない）は、霊と心と体全体の救いが含まれているのです。
それなのに、十字架の救いを魂の救いだけに限定すること自体、十字架の贖いの信仰が不十分だと思うのです。
ですから、今も確かに癒しの奇跡は起こっています。
私自身、癒しを強調したくはありません。
他の新興宗教のご利益と間違われるのではないかという恐れがあるからです。
しかし、キリスト教というのは、ご利益中のご利益だと断言できます。世の中のどこに、どの宗教に罪を赦し、永遠の命を与え、神の子とされる特権があるでしょうか。
体の癒しは、添えて与えられる恵みなのです。
悪霊に関してですが、（聖書に拠れば、彼らは堕落した天使達のことです）悪霊は存在します。
しかし、クリスチャンの中には、全てを悪霊の責任にしてしまう人もおります。これでは悪霊がかわいそうです（笑）
以前、あるクリスチャンが伝道するときに、「主の祈り」の紙を持っていって、病気の人に「主の祈りを毎日１０回読めばいい。病気が治るから」と言うではありませんか。
私は驚きました。本当にそうなら、私がとうの昔にやってますって。
言葉の意味も理解せずに、主の祈りを１０回唱えるだけでいいのなら、それは呪文の類と同じではありませんか。
これは危険なことです。
私自身、沢山の人々が奇跡的に癒されるのを見てきました。
けれども残念なことに、癒されてもイエス様を信じない人もいるのです。
奇跡を体験してもです。
奇跡と言えば、有名なのが「ルルドの泉」でしょう。泉の水が病を癒すと言うのです。
本当かどうか知りませんが。
マリヤ像の目から血の涙が出たとか、ある特定の子供達に、定期的に天使がやってきて「お告げ」を頂くとか、手のひらにキリストと同じように、くぎの後ができ、そこから血が流れる人がいるとか（聖痕という）
ハッキリ言って、それがホントでもウソでもどっちでもいいことなのです。
関係がありません。
この世での最高の奇跡は、罪人がイエス様を救い主として信じることだからです。
これ以上の奇跡はありません。
２０００年前、イエス・キリストという人物が病気の人を癒している、という噂を聞いて多くの人がイエス様の元にやってきました。
それはただ単に奇跡を見たいからだったんです。
いわゆる野次馬根性ってやつです。
２００１年、私達は新しい世紀を迎えます。
聖書の黙示録によれば、これから益々、混沌とした世の中に入っていくと言います。
あなたもキリストというご利益の中に、委ねてみたらいかがでしょうか。
あなたが信じる前から、イエス様は、あなたを憐れみ愛していてくださるのです。
イエス・キリストはあなたを愛しておられます。
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