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メッセージ23


「今日一日を
 精一杯」

はれるや!
神様は、今日という日を、神の子供達が喜び楽しむために造られました。
「神のいつくしみは絶えることがなく、そのあわれみは尽きることがない。これは朝ごとに新しく」と聖書にあるように、神様は毎日新しく、いつくしみとあわれみを与えてくださるのです。
そして、朝ごとに新鮮な恵みを下さるのです。

しかし多くの場合、私達は過ぎ去った日のことにとらわれています。そしてまだ来ていない明日のことを思い煩っているのです。
時には10年前・20年前の失敗にとらわれたり、10年先・20年先のことに不安を感じるのです。
ですから多くの人々は、それらの、「持ち越し苦労」と「取越し苦労」そして「今日の苦労」の三重苦を背負って苦しんでいるのです。
私達は過ぎ去った過去に生きるのではなく、まだ来ていない未来に生きるのでもない、今ある今日という現在を生き、現在に生かされているのです。

内村鑑三は言っています。「一日は尊い一生である」

私は去年、2ケ月ほど歯医者に通っていました。歯石を取り除くということで、一回につき4本ずつ治療をするのですが、その麻酔注射が非常に痛くて、一回に4・5箇所打つのですが、大汗をかくほどの痛さでした。
毎週水曜日に予約したのですが、月曜日あたりから憂鬱になってきます。「ああ、又注射せなあかんのか」と歯のことで思い煩っているんですから、情けない話です。
ある一人の姉妹がおりました。熱烈な恋愛結婚をし、子供も3人与えられたのですが、幼い子供を引き取って離婚をしたのです。彼女は子供3人を抱えて、生活のために働きに出なければなりませんでした。
彼女は毎日過去を振り返っては、「あんな事しなければよかった。こうしておけばよかった。なんであんなことを言ってしまったのだろうか」と、いつも自責の念にかられていたのです。
また、父親のいない子供達が、これからまともに育ってくれるのだろうか。自分の老後はどうなってしまうのだろうかと、思い煩いは離れません。
絶望と生活苦から、何度も子供達と心中しようとしましたが、実行できませんでした。
そんなある日、郵便受けに近くの教会の集会案内が入っていたのです。もうわらをもつかむ思いで教会に行きました。
そして礼拝後牧師に打ち明け、助言をもらいました。
「大変ですね。大勢の方があなたと同じような苦しみにあってらっしゃいます。でも一日は一生です。今日一日を精一杯生きればそれでいいのではないですか」
彼女は「一日は一生です」という言葉を聞いて、心からホッとしたのです。
「そうだ、今日一日だけだったら何とかがんばって生きられる」そして「昨日のことや明日のことを心配するのはやめよう」と決心したのです。
彼女はやがて信仰を持ち、救われました。

皆さん。「今日の一日の区切りで生きる」ことは大切です。イエス様も、
「あすのことは思い煩うな。あすのことはあす自身が思い煩うであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である」と語っています。
また、実際に起こらない災いを、あれこれ心配して生きることは、神の目から見れば愚かなことです。
神様は今だけでなく、明日の造り主であり、支配者であることを信じないからです。

主の祈りの中に「わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与え下さい」とあり、「明日もあさっても生きている限りお与え下さい」ではないのです。
今日、あまりにも有り余っている世の中の人々には、このお祈りを果たして理解できるでしょうか。

「今日一日を精一杯生きる」ことが、問題解決のポイントなのです。
あなたには今、どんな喜びがありますか。どんな楽しみがありますか。
私達クリスチャンは、神ご自身を喜びとします。神ご自身が楽しみなのです。この喜びと楽しみは、この世が与えるものとは違います。一時的なものではなく、永遠に続くものなのです。

先日、私の妻が神の霊(聖霊)に満たされました。彼女は何時間も祈り、賛美し、泣いていました。神の霊に触れられたのです。本当に感謝でした。

人が神の霊に満たされるとどうなるのでしょうか。内側からは喜びがあふれてきます。平安がいっぱいになります。赦す心が与えられるのです。心から神と人を愛せるのです。時には病の癒しも与えられます。
何よりも、毎日が楽しいのです。嬉しいんです。神と人への感謝に満ちてきます。

どうでしょうか。あなたも聖霊に満たされたいとは思いませんか。
イエス様を信じて祈ってみてください。神はその人を放っておくわけがありません。
祈ることにチャレンジしてみてください。

イエス・キリストはあなたを愛しておられます。

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