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 メッセージ66


「罪意識に苦しむ
クリスチャンへ」

はれるや!


多くのクリスチャンが、精神的な病にかかり、苦しむ姿を見てまいりました。
その方がまじめであればあるほど、心の苦しみは大きいのです。
何度も何度も、悔い改めては祈り、それでも赦されている実感が来ないので、また悔い改める。一生涯続けるつもりなのでしょうか?哀れです。
聖書の神様は赦さない神様ですか?

ある特定の罪の力に縛られている多くのクリスチャンは、その罪を自分は好んでいるのだという、誤った考えを持っています。
「自分が嫌いだ。赦せない。」と思うクリスチャンは沢山います。言いかえれば、救われた後でも「罪」を愛してしまっている自分が嫌いだ、と言うのです。
しかしこの考えは、悪魔の持ってくる「嘘」なのです。

以前、私達は自分の犯す「罪」を愛していると、信じ込んでいました。ですから、一生懸命何度も主の前に悔い改めて祈ってきました。しかしなぜ解放されないのでしょうか。

よーく考えてください。実際にあなたは、罪を愛してはいないのです。むしろ憎んでいるはずです。相変わらず同じ罪を犯すので、それを愛していると勘違いしていただけの話です。

あの完璧に近いパウロが、自分と罪との戦いでこの説明をしています。上にあります聖書の言葉ですが(ローマ7:15、7:19)を読んでみてください。
パウロは本当に正直で、勇気のある人です。自分は罪を犯したと告白しています。

クリスチャンは、この世と逆の生きかたをしています。この世では、自分の立場を良くするためには、平気で嘘をつきますし、都合の悪い事実は全て隠してしまいます。それが当然の生き方なのです。(勿論、全ての人がそうではありません。)
クリスチャンであるあなたに言います。自分一人だけが罪によって、苦しみ葛藤しているとは思わないで下さい。
皆がそうなのです。
(ローマ7:24)で、パウロは罪のための感情的な落ち込みを経験しています。そして私達も同じように経験します。
罪を犯し同時にそれを嫌う事は、理解できないかもしれません。しかしもし罪を憎んでいないのなら、罪のために葛藤し苦しむはずがありませんでしょう。

罪はしばらくの間、快楽や楽しみをもたらしますが、結局はその人生が苦いものになると、聖書は教えています。
そして多くの人は間違うのです。自分を縛っていた「罪」と
「自分」を同一視してしまっている間違いです。
たとえクリスチャンが罪を犯しても、その罪がその人の存在を決定付ける事はありません。別個のものです。

ここでまたパウロは語ります。(ローマ7:17,20)
彼は自分の罪を嫌っていました。そして彼は、自分の存在と内側にある、罪の力との区別を明確にしているのです。
罪を犯した時、それは自分ではない、と言っています。彼はここで責任逃避をしているのでしょうか。それともサタンのせいにしているのでしょうか。

(ローマ7:23)を見ると、クリスチャンが罪を犯す時、それは自分の本来の姿と矛盾する、と言っています。
罪へと誘う力が私達の中に存在していると言います。その力は私達自身ではありません。
ですから!あなたはいつまでもくよくよと、悔い改めるのではなく、勝利のために、この事実をキチンと認識すべきなのです!

私達は長い間、自分の内なる人は、悪人であるに違いないと信じてきました。神に喜ばれる事をしたいという願いを持ちながら、そうできない自分をずーっと見てきました。
(ローマ7:16〜20)を見ますと。
皆さん。この上のパウロの告白は、悪い者の告白に聞こえますか?このパウロと同じ告白を、私達は持っています。
はれるや!
(ローマ7:21〜23)
クリスチャンの中に良くないものは確かに存在しますが、クリスチャンの存在自体は悪ではありません。
このように、パウロの説明は完璧です。

皆さん。自分は自分の敵ではないのです。そしてその罪の力に勝利する鍵は、何をすればいいのか、どうしたらいいのか、なんて全然関係ありません。
罪への勝利の鍵は「誰か!」ということです。
(ローマ8:2)「なぜなら、キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の原理から、あなたを解放したからです。」アーメン。
この世では、常に「罪と死の原理」が存在し働きかけてきますが、私達がイエス様に信頼する時、聖霊の原理が働いて勝利できるのです。
言い換えますと、あなたがイエス様につながってさえいれば、「OK」なのですよ。信じますか?

けれどももしあなたが、イエス様から独立して自分でやろうとする時、罪を犯すことになります。
良い事も悪い事も、私達がイエス様を離れる時、それが罪となるのです。

私はパウロを用いられた神に感謝します。ローマ7〜8章は
ゆっくり時間をかけて読むべきでしょう。
誰にでも理解できるのですから。


イエス・キリストはあなたを愛しておられます。

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