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 メッセージ68


はれるや!

米・英軍がイラクを攻撃し、多くの犠牲者が出ました。本当に嘆かわしい事です。
しかし歴史を支配しておられる神は、個人にとって・町にとって・民族にとって・国にとって、私達の失敗や間違いさえも逆手にとって、益となるようになしてくださるのです。

今回の聖書に登場する人物ですが、今から約4500年ほど前のアブラハムとイサクの二人です。

神様は一人の人アブラム(アブラハムの旧姓)を選ばれました。彼の神様に対する信じる心を喜ばれ、アブラハムとその子孫に祝福を約束されたのです。そしてその子孫の中から人類の救世主が出る事も預言されました。

さてアブラハムには、正妻の子イサクと正妻の女奴隷の子イシュマエルの二人の息子がいました。
イサクは現在のイスラエルの先祖です。今、全世界に約1500万人が散らばって生活しています。
そしてもう一人イシュマエルは、アラブ人の先祖です。
皆さん。イスラエルと周りのアラブ諸国との対立・憎しみ・恨みは、実に4000年前から続いているのをご存知ですか?。

イスラエル人はさすが神から選ばれた民です。実に優秀なのです。アメリカだけでなく、世界の主要な先進国の中枢には必ずイスラエル人がいます。
ちなみに、ノーベル賞の大半はイスラエル人が取得しています。

私は、別にユダヤ本を信じているわけではありませんが、(ユダヤ陰謀説等)事実イスラエルはスゴイ民族です。
第二次大戦後、イスラエルという小さな国は周りの億を超えるアラブ諸国と何度も戦って、領土を勝ち取ったのです。(アメリカの支えのおかげですが)

新約聖書の預言により、イエスキリストを十字架につけた民として彼らは国を滅ぼされ、世界中に散る事になりました。そして再び国を再建する事も預言されており、1948年独立しました。(神の奇跡)

現在の中東の最大の問題である、ユダヤ・パレスチナ問題が始まったのです。パレスチナ人にとってはかわいそうな話です。2000年の間住みつづけていた場所から追い出されたわけですから、怒るのは当然です。しかしイスラエルにとっては、この地が神から与えられた約束の地という大義名分の元に、領地を略奪したのです。

しかしイスラエル人の過去2000年の歴史は、実に悲惨な迫害の歴史でした。彼らは旧約聖書の律法を自分達なりに解釈し(ユダヤ教)かたくなにそれを守りつづけ、決して他民族の文化に染まることはありませんでした。それゆえどの国においても彼らはユダヤ人居住区に住まわせられ、(ゲットー)大都市では何と、城壁の外側の一番危険な周りに配置させられていたのです。そして彼らは何度も何度も財産や土地を没収させられ、差別されてきたのです。

ドイツ人だけが彼らを特別に蹂躙してきたわけではありません。フランスもイギリスもヨーロッパ諸国は、同じようにユダヤ人達を痛めつけてきた歴史があるのです。そんな歴史を持つ民族であったのです。

ヨーロッパの大半はキリスト教国です。(カトリック)彼らはユダヤ人をキリストを十字架につけた民族として迫害したのです。これはおかしい話です。愛を説くキリスト者がそんな事をしていいわけがないでしょう。
アブラハムも自分の子孫達が21世紀にこんな形で争いつづけているとは、夢にも思わなかった事でしょう。

さて、今回のみ言葉ですが、長年子供ができずにいたアブラハム夫妻に、神は子供を与えると約束しました。その約束から13年待って、やっと与えられた最愛の息子イサク。
神様はアブラハムがイサクを抱き可愛がる姿を、ずっと見てきたでしょう。
しかしある日、神はアブラハムに語り掛けました。イサクをいけにえをしてささげなさいと。つまりイサクを殺して祭壇の上で焼けと言うのです。
聖書には書いていませんが、アブラハム心の中は、張り裂ける思いであったに違いありません。
それでも彼は神に従いました。そしてその心の中では、神は全能のお方で、死んだイサクを主は必ず生きかえらせてくださると信じたのです。
けれども、ここで神はイサクをささげよであり、イサクをよみがえらせるとは一言もいってはいません。これはアブラハムの思いこみ?いいえ。これは彼の祈りであり願いであったのです。
イサクは自分が父に殺される事を知りました。が、逃げることなく素直に、年老いた父のなすがままにたきぎの上に横たわったのです。(勿論イサクの心の中は恐れがあったはずです)
そしてアブラハムは準備が出来、イサクの体の上にナイフを振り下ろそうとしたその瞬間!
神が叫んだのです。「アブラハム、アブラハム」「あなたの手を、その子に下してはならない。その子に何もしてはならない。今、わたしは、あなたが神を恐れることがよくわかった。あなたは、自分の子、自分のひとり子さえ惜しまないでわたしにささげた。」

今回の個所で、主が私達に何を教えられようとしておられるのでしょうか。
アブラハムの信仰もすごいものですが、イサクもすばらしいものを持っていたのです。
神様は私達一人一人を、十字架で買い取られ「子供」としてくださったのです。
神の子供は、神の計画・神のみこころを知る必要があります。そして、みこころを知るには「イサクになれ」なのです。
イサクは自分自身を完全にささげました。神の計画がどのようなものであっても、身を委ねきったのです。
神への完全降伏がみこころを知る土台なのです。(無条件降伏)
神のみこころを経験するために、解放される唯一の方法は、自分が握り締めている身の回りの全てのものから、手を離す事なのです。
自分の命も、人生も、家族も、財産も、能力も、あらゆるノウハウも、コネクションも、問題も、悩み事も、すべて手を離してみなさい、なのです。
これは正直勇気がいる事です。
自分の人生がどっちに転んでも任せる事なのです。
(イザヤ30:21)『あなたが右に行くにも左に行くにも、あなたの耳はうしろから「これが道だ。これに歩め。」と言うことばを聞く。』とあります。

あなたが今、沢山持っている問題の前にひれ伏して倒れるのではなく、イエス様の前に持ってきて、イエス様の前に完全降伏して、どうぞ楽になってください。

あなたは一生、心配と恐れの中で不幸な人生を送るか、それとも神様に任せて、平安な人生を送るのか、あなたが決めてください。

イエス・キリストはあなたを愛しておられます。

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